腕や脚のむくみ、重だるさ、皮膚の張り、下腹部や陰部の腫れなどが続き、
「これはリンパ浮腫でしょうか」
「どのような検査を受けるのでしょうか」
「保存療法と手術のどちらが必要なのでしょうか」
と不安を感じている方もいらっしゃると思います。
むくみクリニック院長の三原誠は、リンパ浮腫について患者さんや医療者の方に正しく知っていただくため、YouTubeで継続的に情報を発信しています。
2026年7月現在、公開している動画は171本です。
https://www.youtube.com/@makotomihara7855/videos
このページでは、その中から患者さんに特に見ていただきたい動画を、症状、検査、保存療法、リンパ管静脈吻合術(LVA)、蜂窩織炎、下腹部・陰部のむくみなど、目的別に整理してご紹介します。
すべてを見る必要はありません。
ご自身が今、最も心配されている内容からご覧ください。
リンパ浮腫について初めて調べる方は、次の3本を順番にご覧ください。
治療の全体像、早期発見の大切さ、LVAの役割を理解しやすい順番に並べています。
リンパ浮腫の治療には、弾性着衣や圧迫療法などの保存療法と、リンパ管静脈吻合術(LVA)などの外科治療があります。
この動画では、それぞれの治療がどのような役割を持ち、患者さんの状態に応じてどのように組み合わせていくのかを解説しています。
「何から始めればよいかわからない」という方に、最初に見ていただきたい動画です。
リンパ浮腫は、脚や腕が大きく腫れる前から、重だるさ、違和感、皮膚の張り、左右差などが現れることがあります。
早い段階で状態を確認し、必要に応じた保存療法を始めることで、症状の進行を抑えられる可能性があります。
「まだ軽いので受診するほどではないかもしれない」と迷っている方にもご覧いただきたい内容です。
LVAは、細くなったリンパ管と静脈を顕微鏡下でつなぎ、リンパ液が流れる新しい経路をつくる手術です。
この動画では、LVAの仕組み、どのような目的で行うのか、保存療法との関係、蜂窩織炎を繰り返す患者さんに対する考え方などを解説しています。
LVAは、すべての患者さんに同じように適している治療ではありません。診察や検査結果をもとに、患者さんごとに適応を判断します。
動画:原発性リンパ浮腫・二次性リンパ浮腫の原因・検査・LVA手術まで徹底解説
リンパ浮腫には、生まれつきのリンパ管の発達や働きが関係する原発性リンパ浮腫と、がん手術、リンパ節郭清、放射線治療などの後に生じる二次性リンパ浮腫があります。
この動画では、それぞれの違い、症状、検査、保存療法、LVAを検討する際の考え方をまとめています。
【このような症状が続く場合は、一度ご相談ください】
腕や脚の重だるさが続く
左右で腕や脚の太さが違う
靴、指輪、衣服がきつく感じる
皮膚をつまみにくくなった
押した跡が残る、または皮膚が硬くなった
下腹部、鼠径部、陰部に張りやむくみを感じる
蜂窩織炎を繰り返している
がん治療後に少しずつむくみが出てきた
ただし、急に片脚だけが腫れた場合、強い痛みや息苦しさがある場合、発熱や急速に広がる赤みがある場合は、リンパ浮腫以外の病気も考える必要があります。速やかに医療機関へご相談ください。
リンパ浮腫の診療では、見た目や周径だけではなく、症状の経過、皮膚や皮下組織の状態、リンパの流れなどを総合的に評価します。
早期診断・早期治療の重要性について解説した動画です。
診察と超音波検査を組み合わせ、むくみの状態や皮下組織の変化を確認する考え方を解説しています。
「受診すると、どのようなところを診てもらえるのか知りたい」という方におすすめです。
リンパ浮腫の状態は、同じ患者さんでも部位によって異なることがあります。
この動画では、画像診断(リンパシンチグラフィ・ICGリンパ管蛍光造影検査・超音波検査)で得られる情報を、弾性着衣の選択、圧迫方法、LVAの手術計画などにどのように生かすのかを解説しています。
リンパ浮腫の保存療法には、弾性着衣、包帯による圧迫、スキンケア、運動、体重管理などがあります。
大切なのは、単に強く圧迫することではなく、患者さんの皮膚、体型、生活、症状に合った方法を選ぶことです。
超音波検査や圧迫圧の測定などを参考に、一人ひとりに合った保存療法を考える方法を紹介しています。
「弾性ストッキングを着用しているけれど、合っているのかわからない」
「圧迫を続けても思うように改善しない」
という方にご覧いただきたい動画です。
包帯や弾性着衣は、使用しているだけで必ず十分な効果が得られるわけではありません。
この動画では、圧迫圧を適切に評価することの重要性を、研究結果を踏まえて解説しています。
圧迫が強すぎる場合には、痛み、しびれ、皮膚トラブルなどにつながることがあります。自己判断で無理に強く締めず、医療者にご相談ください。
LVAを検討されている患者さんからは、
「むくみはどのくらい改善しますか」
「蜂窩織炎は減りますか」
「保存療法をやめられますか」
といった質問をよくいただきます。
この動画では、研究データをもとに、LVAに期待できることと、患者さんによって結果が異なる理由を解説しています。
LVAを受けた後も、症状や状態に応じて保存療法を継続することがあります。手術だけで治療が完結するとは限りません。
リンパ浮腫のある腕や脚では、皮膚から細菌が入ることで、蜂窩織炎を発症することがあります。
赤み、熱感、痛み、急な腫れ、発熱などがみられる場合は、早めに医療機関を受診してください。
蜂窩織炎を繰り返す方に向けて、スキンケア、保存療法、体重管理、LVAなど、再発を減らすための治療の考え方を短時間で解説しています。
LVAと保存療法を組み合わせた治療と、保存療法のみを行った場合を比較した研究をもとに、蜂窩織炎予防について解説しています。
手術の適応は、蜂窩織炎の回数だけでなく、リンパ管の状態、全身状態、保存療法の実施状況などを含めて判断します。
婦人科がん、泌尿器がんなどの治療後には、脚だけでなく、下腹部、鼠径部、恥骨周囲、陰部にリンパ浮腫が生じることがあります。
これらの部位の症状は、衣服で隠れることや、相談しにくいことから、発見や受診が遅れる場合があります。
陰部や下腹部のリンパ浮腫にどのような症状が現れ、どのような検査や治療を行うのかを解説しています。
下着がきつく感じる、下腹部が張る、左右差がある、長く座った後に症状が強くなるなど、気になる変化がある方にご覧いただきたい動画です。
ご自宅で行える運動を紹介しています。
症状や手術歴、関節の状態によって適さない運動もあるため、痛みや違和感がある場合は無理に続けず、担当医やセラピストにご相談ください。
当チャンネルでは、医師、看護師、理学療法士、作業療法士、リンパ浮腫療法士などの医療者に向けた動画も公開しています。
リンパ管エコー、運動指導、圧迫療法、LVA、医工連携など、日常診療や患者指導に役立つ内容を紹介しています。
浮腫やリンパ浮腫のある患者さんに運動を勧める際の基本的な考え方と、注意点を解説しています。
リンパ浮腫の保存療法からLVAまで、リンパ管エコーをどのように臨床へ応用するかを解説した動画です。
マイクロサージャリー支援技術など、リンパ浮腫治療における医工連携の取り組みを紹介しています。
私共が日頃から実践しているスーパーマイクロサージャリー技術を踏まえて、SONYに開発協力しました。
Q.どの動画から見ればよいですか?
初めてリンパ浮腫について調べる方は、ページ上部の「リンパ浮腫の最新治療」「早期発見・早期治療」「LVAとは」の3本からご覧ください。
その後、ご自身の症状に合わせて、検査、保存療法、蜂窩織炎、下腹部・陰部などの動画へお進みください。
Q.動画を見れば、自分がリンパ浮腫かどうかわかりますか?
動画だけでリンパ浮腫を診断することはできません。
むくみには、静脈疾患、心臓・腎臓・肝臓の病気、薬の影響、血栓症など、さまざまな原因があります。診断には、症状の経過、診察、必要な検査を組み合わせた評価が必要です。
Q.LVAは誰でも受けられますか?
すべてのリンパ浮腫患者さんにLVAが適しているわけではありません。
症状、リンパ管の状態、これまでの治療、蜂窩織炎の有無、全身状態などを確認したうえで、適応を判断します。
Q.保存療法とLVAは、どちらを選べばよいですか?
どちらか一つだけを選ぶとは限りません。
保存療法を基本として、患者さんの状態に応じてLVAを組み合わせる場合があります。反対に、手術を行わず保存療法を調整することで、症状の安定を目指す場合もあります。
Q.発熱と赤みがある場合はどうすればよいですか?
蜂窩織炎の可能性があります。
赤み、熱感、痛み、急な腫れ、発熱、寒気などがある場合は、動画だけで判断せず、速やかに医療機関へご相談ください。
Q.脚が少し重いだけでも受診してよいですか?
片側の重だるさ、左右差、衣服のきつさ、皮膚の張りなどが続く場合は、早めに状態を確認する意義があります。
ただし、症状が必ずリンパ浮腫によるものとは限らないため、専門的な評価を受けることが大切です。
Q.下腹部や陰部だけがむくむこともありますか?
骨盤内の手術やリンパ節に関する治療の後には、脚だけでなく、下腹部、鼠径部、恥骨周囲、陰部にリンパ浮腫が生じることがあります。
相談しにくい部位ですが、珍しい悩みではありません。症状が続く場合は、遠慮せずご相談ください。
Q.医療者も動画を利用できますか?
医療者向け動画は、患者指導、院内教育、リンパ浮腫診療の学習などにご活用いただけます。
学会発表、講演会、研修資料などで動画や画像を使用される場合は、事前に当院へお問い合わせください。
むくみクリニックでは、患者さんの症状、皮膚や皮下組織の状態、リンパ管の状態、生活環境などを確認し、治療方針を検討します。
主な治療は次のとおりです。
治療方法には、それぞれ期待できることと限界があります。
当院では、手術を前提に診療するのではなく、診察と検査をもとに、患者さんの状態に合った治療方法をご提案します。
このページでは、患者さんに特に見ていただきたい動画を選んでご紹介しました。
乳がん・婦人科がん・泌尿器がん治療後のリンパ浮腫、原発性リンパ浮腫、上肢・下肢リンパ浮腫、リンパ管エコー、圧迫療法、運動、LVA、医療者教育など、さらに詳しい動画を公開しています。
https://www.youtube.com/@makotomihara7855/videos
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三原 誠 むくみクリニック院長 / 形成外科専門医
リンパ浮腫の保存療法、リンパ管エコーなどの画像評価、リンパ管静脈吻合術(LVA)を、患者さんの状態に合わせて組み合わせた診療を行っています。
患者さんがご自身の状態を理解し、納得して治療を選べるよう、YouTubeやホームページを通じた情報提供にも取り組んでいます。
最終更新:2026年7月17日
このページおよび動画は、リンパ浮腫に関する一般的な医学情報を提供することを目的としています。
動画の内容だけで診断や治療方針を決定することはできません。症状、治療歴、検査結果、全身状態によって、適切な治療は異なります。
また、動画の公開後に、新しい研究結果や診療体制、予約方法などが変更されることがあります。実際の診療や予約については、むくみクリニック公式ホームページの最新情報をご確認ください。
治療効果や経過には個人差があります。